おいしいものを食べたり飲んだりした時、五臓六腑に染み渡るという言い方をすることがありますね。
東洋医学の言葉で、五臓は肝臓、心臓、膵臓、肺、腎臓の五つ、六腑は胆のう、小腸、胃、大腸、膀胱の五つと、三焦という東洋医学独特のものを合わせた六つを言います。
そして五臓と六腑が、体の様々な機能や、精神的な活動も司っていると考えられています。
肝臓は怒り、心臓は喜び、膵臓は思い、肺は憂い・悲しみ、腎臓は恐れ・驚きに関係しているとされて、内臓の調子が精神に影響したり、逆に精神の状態が内臓に影響したりと、どちらも起こる可能性があると考えられています。
漢方薬には、イライラする状態に効果がある、抑肝散というものがあります。
内臓と心が繋がっていて、それに対する働きかけができるという考え方が、東洋医学の1つの特徴です。
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