本をよく読むようになったのは、大学を卒業してタイへ行って、身の回りから日本語のものがほとんどなくなってしまった時からでした。
たまたま買って持って行った小説がとても面白くて、本は音楽や映画みたいに楽しいものなんやということに気づきました。
東洋医学の勉強をしていると、2千年前の人が書いてはる事が、今も変わらずに役立つという事にも驚いたりします。
1冊の本が長く読み続けられる、時間を超えたエネルギーとか、1冊の本が生み出されるまでに関わっている、たくさんの人々のエネルギーとかがあって、初めて自分の手許まで届いている、小さな紙の束に、不思議な魅力を感じています。